アニメ「宇宙よりも遠い場所」第1話~2話の名言や印象に残った台詞・感想をまとめました。
第1話「青春しゃくまんえん」
よどんだ水がたまっている。
それが一気に流れていくのが好きだった。
決壊し、解放され、走りだす。
よどみの中で蓄えた力が爆発して、全てが動きだす(キマリ)
冒頭でのキマリの台詞、このストーリーを象徴する言葉で印象的です。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
高校二年生の玉木マリ(通称:キマリ)は、何かを始めたいと思いながらも踏み出せない日々を過ごしていた。
やったことないこと始めて―
うまくいかなかったらどうしようって。
失敗したらイヤだなって、後悔するだろうなってギリギリになると いつも…(キマリ)
なにかにチャレンジしても、どうしても途中で諦めてしまう。もどかしさを感じます。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
高校生活に何も変化をもたらせないまま、焦りを感じ始めますが、拾った100万円の封筒と、それを落とした同じ学校の報瀬との出会いでキマリの運命が変わりはじめます。
報瀬ちゃんは南極への夢を抱き、南極で行方不明となった母親の遺品を探すことが目的でした。
ここで「お母さんは絶対に生きてる!」という展開にもなりそうですが、そこを遺品と表現するあたりリアルなのが印象的でした。
私は行く。
絶対に行って、無理だって言った全員にざまあみろっ!て言ってやる
受験 終わって高校入ったときに そう決めたの(報瀬)
周りの人から「南極へ行けるわけない」と言われる中、その夢を貫き通す強い決意を感じます。
「ざまあみろっ!」という言葉も、がむしゃらな若い力を表現してるようで好きです。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
今に見てろって熱くなれるから、そっちのほうが ずっといい(報瀬)
以前も応援してくれる人がいましたが、みんな途中で消えていった経験がある報瀬。
その経緯から来る言葉なんだと思います。
表面上はクールに、だけど気持ちは熱く!こういう考え好きです。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
あ… 何か手伝えることない?あったら言って!(キマリ)
じゃあ 一緒に行く?(報瀬)
この瞬間、キマリの物語は大きく動き出します。
報瀬の目標を達成するように手伝おうとしたキマリですが、答えはまさかの「一緒に行く?」急な展開にびっくりしたような顔がとても可愛いかったです。
キマリの性格的に「応援する」「一緒に行く」とはまた別に「行けなかったらどうでしょう?」と悩み、行くと決意する過程が印象的でした。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
報瀬はキマリの覚悟を見るために「砕氷艦しらせ」の下見に誘い、キマリはその会場である広島へ行くと決意します。
私は旅に出る。今度こそ 旅に出る。
いつもと反対方向の電車に乗り…見たことのない風景を見るために
怖いけど、やめちゃいたいけど…意味のないことなのかもしれないけど…でも!(キマリ)
最初、キマリは一度旅に出ることをあっさり諦めてしましますが、広島への思いが強く、最終的にはしっかりと旅立ちます。
その対比が、物語の中で何かが変わり始めていることを感じさせ、深みのある印象がありました。
第2話「歌舞伎町フリーマントル」
南極を目指すためには、少なくともフリーマントルへ行くための旅費が必要です。
直行便は存在せず、他の都市経由での移動が必要となり、かなりの高額な旅費が見込まれます。
なので旅費を稼ぐためにアルバイトを探しますが…
高校生女子、接客業で 男性とおしゃべりしたり
お散歩したりするバイトなんだってかなりの時給でしょ?(報瀬)
報瀬ちゃんが探してきたのは、とても怪しいバイトでした。笑
このエピソードから報瀬ちゃんの不器用なポンコツ具合が垣間見れます。
まさかこんなキャラだったの?!と1話とのギャップが新鮮でした。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
高校の近くのコンビニでアルバイトをすることになったキマリ。
そこで三宅日向と出会います。
日向は高校には通わず、バイトしながら高卒認定経由で大学受験を目指す女の子でした。
そんなに驚くことないだろ。
中にはいるんだよ、高校 行ってない16歳だって(日向)
高校は通ってたけど、自分には合わず退学してしまった日向。
表面上は明るいキャラですが、どこか大人のような考えを持ち、暗い過去がありそうです。
じゃあ 大学は行くってこと?(報瀬)
そう!合格しまくって、高校で怠けて落ちたヤツらに ざまあみろ!って言うのが今んとこの夢!(日向)
そんな彼女は、受験勉強を本格化する前に何かやってみたい、お金も時間にも余裕があるので「一緒に行きたい」と言い、彼女も南極を目指す仲間となります。
引き返せるうちは旅ではない
引き返せなくなったときに、初めて それは旅になるのだ(日向)
日向のちょとドヤるように、自分で考えた名言を話すシーン。それっぽく聞こえるのが面白い。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
報瀬の酷い秘策で、色仕掛けで南極観測隊員に近づき、民間観測隊に加わるため、歌舞伎町に来た3人(キマリ、報瀬ちゃん、日向)。
ですが色仕掛け作戦は即座に失敗。
旧知の隊員に見つかり追いかけられることになりますが、この追跡劇シーンは素晴らしく印象的でした。
ただ 楽しいなあって
うん…なんかねえ動いてる!
私の青春 動いてる気がする!(キマリ)
普段は大人のドロドロとした側面が垣間見れる歌舞伎町で、キマリ達が走り抜けていく姿はとても楽しそうで、本当に青春の1ページを刻んでるように感じました。
不器用でがむしゃらで、でも真っすぐ今やりたいことをやってる姿はキラキラして見えます。
作画がキレイでキャラも躍動感があり、見てるほうも楽しくなるシーンでした。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
結局3人は捕まり、お説教食らいましたが、報瀬ちゃんは全然懲りず あの100万円でスポンサーにしてくれと大人組に頼みますが断られます。
あの1話の100万円がこのシーンに繋がるのか!キマリと報瀬ちゃんが出会うきっかけだけかと思ってました。
分かってます!
無理を言ってるのは分かってます!
でも どうしても行きたい。
だって お母さんが待ってる(報瀬)
報瀬ちゃんの母へのストレートな思いが切なく、印象に残るシーンでした。
自分の気持ちをストレートに表現した台詞は心を揺さぶられます。
そんな心配してもらわなくても
私たちは行くわ。必ずね(かなえ)
「必ずね」の裏には不確実のことがあることを推測できます。
観測隊員の金銭的な問題。現実的な部分が垣間見れたシーンでした。
かなえが報瀬ちゃんからの100万円を受け取らずにすっと突き返すのは大人の意地と優しさ、そして100万円では解決できない大きな問題なんだと思います。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
参考:アニメ「宇宙よりも遠い場所」第3話~4話の名言・印象に残る台詞・感想
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
コメント