アニメ「狼と香辛料 MERCHANT MEETS THE WISE WOLF」ホロの名言や印象に残った台詞をまとめました。
参考:アニメ「狼と香辛料」第1話の名言・印象に残る台詞・感想
第1話
良い月じゃ。
酒など無いかや?…なら食べ物は?(ホロ)
ホロの初登場シーンの台詞。
ホロが人間の身体に慣れてな感じの表現(貞子みたいなポーズ)がリアリティーがあって良かったです。
赤い瞳とその耳、月明かりを浴びる姿が妖艶で、その姿を見たロレンスはホロに見惚れつつも、疑いの目を意識してるのが印象的でした。
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豊作を続けると土地に無理をさせることになる。
時には実りを悪くせんとならぬ。
しかし村の連中は「わっちの気まぐれだ」などと言いよる(ホロ)
ホロ視点からの稲作への関りが面白い。
神様はなんでもできる!とはいかず、何にでも限りがある解釈が、リアリティーがあっていいですね。
来年も再来年もこの村は、わっちがおらんでも豊作を続けるじゃろうよ。
もう誰も、わっちを必要としておらん(ホロ)
農業改革による豊作とともに、そこの神が徐々に忘れ去られていく現実。
ホロ自身もそれを悟っているのが、なんとも言えない寂しさを感じます。
第2話
まぁ、その髭はわっちも良いと思う(ホロ)
そうか、おまえもこれの良さが分かるか?(ロレンス)
ただ、わっちは もう少し長いほうが好きじゃな。こう(ホロ)
ホロがロレンスの髭をからかうシーン。
でも観かたによっては、最初は本当にロレンスのヒゲを褒めてるようにも見える。
解釈によって、言葉の意味が絶妙に変わる言い回しが知的な感じがして好きです。
それにしても髭のジェスチャーが可愛すぎる。
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旅は立つ前が最も楽しく
犬は鳴き声だけが最も怖く
女は後ろ姿が最も美しいものでありんす。
気軽にひょいとめくれば人の夢を壊しんす。
わっちにゃあ、そんなことできんせん(ホロ)
ゼーレンがホロの顔を一目見ようとした時のホロの台詞。
「知らなくていい事もある」という意味だと思いますが、上手いこと言いますね。
一言一言が考え深い。
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嘘をつく時、大事なのは嘘の内容ではなく、なぜ嘘をつくかという その状況じゃ(ホロ)
嘘を聞き分けることができるけど、具体的な内容までは分からないホロ。
だからこそ「嘘をつく状況」に焦点を当てる考え方は知的で好きです。
物事の本質を追及し、有利になる状況を探る感じが、したたかさがあって良いですね。
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ヤツらは時間に正確ではない空気に正確なんじゃ
ヤツらは朝の空気で目を覚まし、午後の空気で草をむしる(ホロ)
~中略~
ヤツらは時間なんぞ気にはせん、わっちもそうじゃ(ホロ)
商人と農民の違いを語るホロの台詞。
空気に正確とは上手いこと言いますね。
同じ物事を見てるようで、何を基準とするのか?で価値観が変わる。
表面的ではない本質を付いた言葉の言い回しが心に残ります。
第3話
貪欲は多くのものを失うが禁欲が何かを生み出すということもない(ホロ)
お腹いっぱい リンゴを食べたホロ。
「賢狼なら欲に打ち勝ったらごうだ?」とロレンスの言葉に対して、ホロが返した台詞。
貪欲は心を満たし人生を鮮やかにしてくれるが、時として失うものがある。
禁欲は失うものはないが、人生を楽しめるかは疑問が残ります。
我慢ばかりの選択だと人生楽しくないでしょ?と言ってるように感じます。
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だまされたときに怒っているようじゃ話になりんせん。
感心してこそ 一人前じゃ(ホロ)
テンの毛皮を当初の1.5倍の値段で売ったホロ。
毛皮の付加価値となった匂いが、冒頭で買ったリンゴの香りだった種明かしがあり、見方によっては だましたように見えますが、その商人が感心し その方法で高値で売り捌けばその商人も徳をするはずです。
「怒るのか」「感心するのか」物事の受け取り方次第で結果が変わる、賢狼らしい印象に残る台詞でした。
リンゴの件は、最初から予測してたのか?それとも臨機応変だったのか?どちらにしても凄い!
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雄どもは皆アホウのやきもち焼きじゃからのう
そして…雌も そんなことがうれしいアホウじゃからのう
どこ見てもアホウばかりじゃ(ホロ)
ロレンスが少し嫉妬してた事に対するホロの台詞。
男は誰もがやきもち焼き、でも女性も妬かれる事が嬉しいもので、男女の恋愛なんてそんなもの。
二人がくっついて歩くシーンも相まって胸が高鳴るシーンでしたが、やきもちがバレてるロレンスは気まずそう。笑
第4話
もう 目を覚まして誰もおらんのは嫌じゃ
1人は飽いた 1人は寒い 1人は… さみしい(ホロ)
行商人も同じような夢にうなされる(ロレンス)
ロレンスの「1人旅でも困らないだろ?」という言葉に対してのホロの台詞。
超命種だからこその孤独を感じるシーンでした。
序盤、何百年前のパスロエ村で麦の豊作を頼んだ若者のことを 楽しそうに話していたホロですが、逆に人との関わりがそれだけ少なかったんだと思います。
ロレンスも行商人として孤独や疎外感を感じていて、ホロにシンパシーを感じていたのは印象的でした。
最後ロレンスは、涙や鼻を拭くよう自分の店の絵が描かれた紙を渡します。
自分の夢よりホロを大事にしてることが分かるシーンでした。
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捕まれば殺されるんだ!釣り合うわけないだろ!(ロレンス)
孤独は死に至る病じゃ。十分 釣り合う ぬしを信じとる必ず迎えに来てくれると(ホロ)
ホロが「追っ手を自分が引き付けて、ロレンスはミローネ商会まで逃げ掛け合う」提案をするシーン。
“孤独は死に至る病”ホロの仲間との別れや、寂しい過去が伝わってくる台詞ですね。
ロレンスは、店を持つ夢を差し出してまでホロとの旅を優先してくれた。 “そんなあなたなら命を賭けても良い”というホロの言葉にも感じます。
二手に分かれる間際にロレンスがホロを抱きしめようとしたけど、できなかった描写がなんとも切ない。
第5話
この耳のことかや?(ホロ)
ホロダンスするシーン。
耳をアピールする陽気なダンスは可愛すぎました!
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そんなわっちもかわいいじゃろ?(ホロ)
まあ かわいいとは思うがな(ロレンス)
うれしい(ホロ)
逃亡中のロレンスとホロ、地下道での台詞。
その会話の後にロレンスの反応をいじるホロでしたが、軽いノリの会話のようで、どこか本心が垣間見れるような台詞にドキドキします。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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