アニメ「薬屋のひとりごと」第11話~12話の名言や印象に残った台詞をまとめました。
参考:アニメ「薬屋のひとりごと」第9話~10話の名言・印象に残る台詞まとめ
第11話「二つを一つに」
今までのエピソードの謎がパズルのように解明され、それぞれのキャラクターに反映されていく描写が、ドキドキさせられました。
欲しいものは何?(風明/フォンミン)
そんなものはありません(猫猫)
チラチラ描写される包丁、猫猫の汗が より緊迫感を演出してて一気に引き込まれました。
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なのに 私は…阿多様の一番 大切なものを…この手で…奪ってしまったのよ!
阿多様が玉のように大切にしてきた赤子を!(風明/フォンミン)
張り詰めたような緊迫した展開からの 風明が16年隠し続けていた苦悩と葛藤が一気に溢れ出て、泣き崩れるシーンは、とても迫力があり印象的でした。
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猫猫は自分が危険な目に合う可能性がある中、風明に二つの罪を一つにする提案をし
大切に思っている 阿多妃に絶対知られたくない「赤子の死の原因」を秘密にしたことから
一見ドライな感情に見える台詞ですが、自分がそう思えないからこそ、そう思える人に敬意を払っている言葉だと感じました。
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私に提案があります。
私にできるのは二つあった動機を一つにすることだけです。
結果は変わりません。
それでもよろしければ受け入れてください(猫猫)
猫猫の提案は「里樹妃の毒殺」を動機とし、阿多妃に絶対に知られたくない「赤子の死の原因」を秘密にすることでした。
どちらにしても極刑は免れないですが、猫猫なりの優しさが印象的でした。
しかし、後の阿多妃の本当の息子の存在を考えると、風明が苦悩した17年は何だったのか?やるせなさを感じます。赤子の死の原因の罪は罪ですが…
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もしものために油紙を重ねて固定していたが必要なくてよかった。
切られたら 痛いからな(猫猫)
壬氏には内緒で風明に会いに行った猫猫ですが、万が一のことも考えてたのは、相変わらずしたたかさを感じます。
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猫耳になる猫猫可愛い!シリアスな展開にちょいちょい出るコミカルな猫猫には癒されます。
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息子が この手からいなくなってから ずっと
私は妃ではなく皇帝の友人だったんだ(阿多妃)
「この手からいなくなってから」の台詞には、育てていた息子の死と、入れ替えで離れていった本当の息子を想う、二つの気持ちが同時にあるように感じました。
今回のタイトル「二つを一つに」の表向きな意味は、風明の二つの罪を一つにする というものだと思いますが、阿多妃の台詞でもその要素を垣間見れるのは考え深いです。
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壬氏も、自分が阿多妃の本当の息子だと 知っていて、
阿多妃が去る前日、一緒に酒を呑み、母との別れを想い、寂しさの涙なのかもしれませんね。
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この台詞の背景には、おそらくそれは「真相」だろうと猫猫は思っていると思います。
でもこれを突き詰めたところで、何にもならない事も分かってる。
だから「バカバカしいくらいの妄想だ」引き際だと自分に言い聞かせてるように感じました。
第12話「宦官と妓女」
風明の一件による処罰の影響で、猫猫は大量解雇に巻き込まれていきます。
猫猫を引き留めたい壬氏、猫猫が大切な存在だからこそ誤解されていく言葉が印象的でした。
だが もし それが彼女の意に反しているのであれば
好きでもない場所に引き止められたと気づいた時どのように受け取られよう
2人の間の亀裂が これ以上 開くのがとても恐ろしい(壬氏)
自分の勝手な都合で引き留める訳にはいかない。
猫猫を失いたくない壬氏の苦悩が伝わるシーンでした。
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壬氏様、都合のよい駒ではなかったのですか?(高順)
壬氏は猫猫の事を道具としてではなく、女性として扱いたかったと思います。
大切な存在だからこそ考えが食い違ってしまったのは切ない。
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私は ただの女官です。
言われるままに 下働きでも、まかないでも 毒見役でも
命じられれば やります(猫猫)
解雇させると立場が危うくなり、なんとか後宮に居続けたい気持ちと、自分はお願いできる対場でもないと思う猫猫。
「命じられれば 」という言葉が壬氏の誤解を生み、猫猫は解雇されてしまいます。
壬氏が猫猫の気持ちを尊重しての結果なだけにモヤモヤしてしまうシーンでした(すぐ再会するからいいけど)
強い権力を持つ宦官と平民を象徴する印象的なシーンでした。
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はあ?冗談で…いいかもしれませんね(猫猫)
高順が準備した宴でお互い意見がすれ違っていた事に気づく二人。
俺が買ってやろうか?というのは猫猫の身受けというのも含めての言葉だと思います。
簪を渡した時と近い感覚があります。
でも猫猫の方は、また後宮で働けるという意味合いの返事だったので、別のすれ違いが起きてしまうのが もどかしい。
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もしかしたら猫猫にだけに見せる壬氏の素顔かもしれませんね。
二人の新たな関係を感じさせるシーンでした。
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壬氏の指先が猫猫の唇に触れ 間接キスするシーン。
壬氏的には第10話の「指先に蜂蜜」のリベンジだったかもしれませんね。
猫猫も嫌がりつつも、まんざらではないような反応が可愛かったです。
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戻るのかい? 後宮に(やり手婆)
分かんない…でも 後宮も花街も大して変わらないのかも(猫猫)
ふーん…(やり手婆)
いつも猫猫に厚かましい やり手婆ですが、お風呂場で何となく猫猫の様子を気に掛けるシーン。
何気ない会話ですが、やり手婆の優しさを感じる場面でした。
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少し風に当たってくる(猫猫)
風明の事件の件、そして羅門が間接的に関わっていた事を知る猫猫は、もしかしたら何かを話したい。それとも黙っておくべきか考えてたかもしれません。
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数日後 都の花街に美しい貴人が現れる。
やり手婆も 目がくらむ金子と、それと なぜか…虫から生えた奇妙な草を持った その男は…1人の娘を所望した(ナレーション)
壬氏は今までのアプローチで一般的な贈り物では猫猫は喜ばないと知っていたので、冬虫夏草という漢方をプレゼントしていました。
結果、めちゃくちゃ喜ぶ猫猫ですが、その冬虫夏草の渡し方が結婚指輪そのものでしたね。
壬氏の猫猫への気持ちが伝わるシーンでした。
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参考:アニメ「薬屋のひとりごと」第13話~14話の名言・印象に残る台詞・感想
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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