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アニメ【正反対な君と僕】5話の感想と考察・「考える人」を救う最強の直球。山田のシール演出と谷くんの「彼女です」が描く、尊すぎるコミュニケーションの形

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アニメ『正反対な君と僕』第5話「考える人、考えない人」の視聴を終えて、今、猛烈な「尊さ」の余韻に浸りながらキーボードを叩いています。

このアニメ、毎話毎話「神回」を更新してくるので感情が追いつかないのですが、今回の第5話は特に、新しい風と既存のカップルの深まりの両方が描かれていて、満足度が桁違いでした。

タイトルにある「考える人、考えない人」。

これ、単純な性格の違いだけじゃなくて、コミュニケーションにおける「思考のプロセス」の違いや、相手を思うがゆえの「深読み」なんかも含んでいるんですよね。

今回は、新キャラ(といっても背景にはいた)西さんと山田の物語、そして鈴木と谷くんの進展という二本立て。

どちらも「正反対」な要素が絡み合い、化学反応を起こしていました。

私が感じたこと、考察したことを書き綴っていきたいと思います。

前回の記事▼

アニメ【正反対な君と僕】4話の感想と考察・「分かち合う」ことと「特別」であること「夏の夜のバイブス」が描いた青春の解像度について
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思考の迷宮に住む少女・西さんへの共感

まず前半の主役、西さん。

彼女のキャラクター造形、あまりにも「わかりみ」が深すぎませんか?

クラスの端っこで、賑やかな輪には入らないけれど、その会話を聞いてひっそりと楽しんでいる。

「笑いをこらえる人」という表現が使われていましたが、これ、めちゃくちゃリアルな人見知り描写だと思うんです。

私も学生時代、似たようなポジションにいたことがあるので、彼女の心理が痛いほどわかりました。

会話に参加したい気持ちはある。

でも、いざ自分が口を開こうとすると、脳内で「この発言でいいのか?」「タイミングは?」「ウケるか?」と無数のシミュレーションが走ってしまう。

西さんが、思考の手順を踏みすぎて現実のスピードに追いつけないあのもどかしさ。

プログラマーになれそうなくらい複雑なフローチャートが頭の中にできているのに、出力されるのは愛想笑いだけ、みたいな。

そんな西さんにとって、本田さんという存在は本当に救いですよね。

西さんの「笑い」をちゃんと肯定してくれるし、会話のテンポがゆっくりなことにも理解がある。

本田さんが西さんに言った「刺せば同じ色の血が出る」という独特な励まし(?)も、彼女なりの距離感の縮め方で面白かったです。

そして、そんな「思考の迷宮」に住む西さんの前に現れたのが、山田という「考えない人(に見える人)」です。

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山田という「光」と、パンのシールのメタファー

山田、最高すぎませんか。

一見すると、クラスの中心にいる陽キャで、何も考えていないノリだけで生きているように見えます。

でも、彼は彼なりにものすごく繊細に人を見ていることが今回明らかになりました。

西さんが「笑いをこらえている」ことに気づき、その笑顔に惹かれる。

この「意外な人の笑顔にキュンとする」という山田の感性、すごくいいですよね。

ギャップ萌えとも言えますが、普段目立たない人の内面にある「楽しさ」を見つけられるのは、山田自身が人に対してフラットだからこそだと思います。

ここで唸らされたのが、演出の見事さです。

山田が西さんに近づくために使った「パンのシール」。

最初はただのきっかけ作りかと思っていました。

共通の話題がないから、西さんが集めているシールをあげることで接点を持とうとする、健気な作戦だなと。

でも、このシールが溜まっていく過程が、二人の心の距離が縮まっていく過程と完全にリンクしているんですよね。

最後の1枚、山田がシールと重なるような演出があったとき、鳥肌が立ちました。

シールが満タンになる=関係性が成就する(連絡先交換に至る)。

このメタファー、あまりにも洒落ています。

言葉で説明しすぎず、視覚的な情報で「あ、今心が通じたんだ」とわからせる。

アニメーションならではの表現力に脱帽しました。

そして山田の名言。「好きになりにいってる」。

この言葉、すごく哲学的じゃないですか?

「好き」というのは落ちるもの(Fall in love)だとよく言われますが、山田の場合はもっと能動的です。

気になっている、もっと知りたい、その過程を自分自身で楽しんで、「好き」という感情を育てようとしている。

平くんには「それもう好きなんよ」とツッコまれていましたが、自分の感情の芽生えを「好きになりにいってる」と表現できる山田の言語感覚、実はすごく優れているのかもしれません。

そして極めつけの、ド直球な「友達になって」。

西さんが脳内でぐるぐると複雑なルートを検索している間に、山田は壁をぶち破って最短距離でゴールに飛び込んでくる。

この「正反対」なアプローチこそが、西さんの閉じた世界(輪)を開く鍵だったわけですね。

連絡先を聞くのに、変な駆け引きもせず、周りくどいことも言わず、ただ「仲良くなりたいから」と伝える。

これぞ最強のコミュニケーション。

恋愛の教科書に載せるべきは、恋愛テクニックではなく、この山田の真っ直ぐさだと思いました。

それを見守る本田さんの顔も最高でしたね。

唇を巻き込んでニヤけを我慢するあの表情、完全に我々視聴者の顔です。

画面の前で私も同じ顔をしていました。

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鈴木と谷くん、日常という名の「特別」

後半は、すっかり安定感の出てきた鈴木と谷くんのカップル。

夏休み、課題、図書館、そして……お家デート(?)。

この流れもまた、「考える人」と「考えない人」の対比が効いていました。

鈴木は、谷くんの「うち来る?」という提案に対して、思考をフル回転させてしまいます。

「家? 誰もいない? それってつまり……」と、期待と不安で頭がいっぱいになる。

これは恋する乙女なら当然の反応でしょう。

対する谷くんは、本当に言葉通りの意味でしかない。

「暑いし、図書館混んでるし、家なら効率的だよね」くらいの感覚。

この温度差がたまらなく愛おしい。

でも、いざ谷くんの家に行ってみると、そこにあるのは過剰なドキドキイベントではなく、驚くほど穏やかな「日常」でした。

ダイニングテーブルで向かい合って課題をする。

ただそれだけの時間。

鈴木が「心地いい」と感じたあの瞬間、二人の関係は「恋人」から一歩進んで「パートナー」のような、より深い結びつきを感じさせるものになりました。

無言の時間すら共有できるって、相性が良くないとできないことですから。

谷くんの部屋の描写も解像度が高かったですね。

子供の頃から使っているであろうデスクマット、腰痛対策のクッション、そして卒業アルバム。

鈴木がアルバムを見て、谷くんの眼鏡が変わっていることに気づくシーン。

あそこもグッときました。

好きな人の過去を知りたい、些細な変化にも気づく、その視線の解像度の高さは「愛」ゆえですよね。

あと、飼い猫の「てんぷら」ちゃん。

猫に対して律儀に挨拶する鈴木の育ちの良さと、猫を「ペット」ではなく「家族」として扱う姿勢。

こういう細かい描写の積み重ねが、キャラクターへの信頼感を高めてくれます。

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おばあちゃん襲来と「彼女です」の破壊力

そして今回のハイライトと言っても過言ではない、谷くんのおばあちゃんの登場シーン。

ここでまた「正反対」な要素が炸裂しました。

鈴木が転びそうになって谷くんが支えるという、ラブコメ的王道ハプニング。

そこへ帰宅するおばあちゃん。

普通のアニメなら、ここで「いや、これは違うんです!」と慌てて誤魔化したり、顔を真っ赤にして否定したりするところでしょう。

しかし、谷くんは違いました。

「彼女です」。

なんという破壊力。

なんというストレート。

山田の「友達になって」も直球でしたが、谷くんのこの一言もまた、迷いのない剛速球でした。

変に隠したりせず、大切な家族に対して、大切な人だと堂々と紹介する。

これ、高校生の男子になかなかできることじゃありません。

谷くんの誠実さと、鈴木への想いの深さが、このたった四文字に凝縮されていました。

おばあちゃんの反応も最高でしたね。

「あらあらまあまあ」というテンプレ的な反応かと思いきや、瞬時に状況を察して、大量の野菜を持たせてくれるという歓迎っぷり。

「孫が連れてきた可愛い彼女」を、野菜という形ある愛情でもてなす。

田舎のおばあちゃんあるあるすぎて笑ってしまいましたが、同時にすごく温かい気持ちになりました。

この一連の出来事を通じて、二人の関係は「学校の中だけの付き合い」から、「家族公認の付き合い」へと外堀が埋まっていきました。

鈴木がお母さんに「彼氏がいる」と報告できたのも、谷くんのあの堂々とした態度があったからこそでしょう。

「考える人」だった鈴木が、谷くんの「(余計なことを)考えない」誠実さに引っ張られて、勇気を出して一歩踏み出した。

お互いが影響し合って成長していく姿は、見ていて本当に清々しいです。

「輪」の中と外、そして交わる世界

今回の第5話を全体を通して振り返ると、「輪」というキーワードが浮かび上がってくるような気がします。

前半の西さんは、自分の思考という「輪」の中に閉じこもっていました。

外の世界(クラスの会話)を覗き見てはいるけれど、そこには入れない。

山田は、そんな西さんの「輪」の外からノックし続け、最終的にはドアをこじ開けて入ってきました。

後半の鈴木と谷くんは、それぞれの家庭という「輪」を持っていました。

谷くんの家に鈴木が入ることで、谷家の「輪」に鈴木が触れる。

そしておばあちゃんに紹介することで、鈴木はその「輪」の一部として受け入れられる。

同時に、鈴木が自分の母親に報告することで、谷くんの存在が鈴木家の「輪」にも認識される。

人は誰しも、自分だけの世界や、所属するコミュニティという「輪」を持っています。

恋愛や友情というのは、その独立した「輪」同士が重なり合い、新しい「輪」を作っていく作業なのかもしれません。

西さんの閉じた輪が開かれた開放感と、鈴木と谷くんの輪が重なった安心感。

この二つのカタルシスを同時に味わえたのが、今回の第5話の凄みだったのではないかと考察します。

脇を固めるキャラクターたちの輝き

最後に、脇役たちについても触れずにはいられません。

先ほども触れましたが、本田さんの安定感。

彼女がいなければ西さんと山田の恋は始まらなかったでしょうし、何より彼女のリアクションが視聴者の気持ちを代弁してくれていて、コメディとしての面白さを底上げしています。

 

そして平くん。

彼の「ネガティブな現実視点」も、この作品には欠かせないスパイスです。

「そんなに親しくないのに連絡先聞かれたら怖くない?」といった彼のツッコミや、「好きになりにいってるって何?」と言ってるような反応は、ラブコメ時空に浸る私たちを、現実の感覚へと引き戻してくれる錨のような役割を果たしています。

彼がいることで、山田や谷くんの「異常なまでの光属性」がより際立つんですよね。

平くんにもいつか、春が訪れることを願わずにはいられません(あるいは、ずっとそのままでいてほしい気もしますが)。

 

あと、X(旧Twitter)などでも話題になっていましたが、山田のスマホ画面に映ったQRコードが実際に読み取れる仕様になっていたり、エンディング映像にパンのシールや野菜が追加されていたりと、制作陣の作品への愛と遊び心も爆発していました。

こういう細かい仕掛けを見つけるのも、リアルタイムでアニメを追う楽しみの一つですよね。

「考える人」も変われる。素直な直球がくれた希望と、夏休みの予感

『正反対な君と僕』第5話は、新しい恋の始まりと、既存の恋の深まりを対比的に描きながら、「素直に伝えること」の大切さを教えてくれる素晴らしいエピソードでした。

思考の迷路に迷い込みがちな私たち「考える人」にとって、山田や谷くんのような「(余計なことを)考えずに直球を投げる人」の存在は、あまりにも眩しく、そして憧れます。

でも、西さんが勇気を出して「よろしくお願いします」と言えたように、鈴木がお母さんに報告できたように、「考える人」もまた、誰かの影響を受けて変わることができる。

そんな希望を感じさせてくれる、日曜の夜にふさわしい癒やしとときめきの時間でした。

さて、西さんと山田の関係はどうなっていくのか。

「友達」から始まった二人の距離感は、これからどんな風に縮まっていくのでしょうか。

西さんの脳内シミュレーションは山田の予想外の行動によって毎回エラーを吐きそうですが、そのあたりのドタバタも楽しみでなりません。

そして鈴木と谷くんも、家族公認となったことで、次はどんなステップに進むのか。

来週の放送が待ち遠しくて、また一週間、私も仕事を頑張れそうです(これが俗に言う「コーポスレイブ(社畜)」の生存戦略というやつでしょうか……笑)。

次回も、全力でニヤニヤしながら見守りたいと思います。

次回の記事▼

アニメ【正反対な君と僕】6話の感想と考察:谷くんの「いないよ」が神すぎる!元カレ再会で深まった二人の絆と「全肯定」の破壊力を徹底考察
アニメ『正反対な君と僕』第6話「文化祭!」を視聴しました。もう、一言で言うなら「神回」以外の言葉が見当たりません。これほどまでに胸が締め付けられ、それでいて最後には温かい涙が溢れるようなエピソードに出会えたことに、今はただ感謝の気持ちでいっ...

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